(仮称)ナミックス・テクノコア

ナミックス+山本理顕設計工場

(仮称)ナミックス・テクノコア

2008年02月07日

vol.12:鋳鋼製品検査(中間階キノコ部材)

中間階キノコの鋳鋼製品検査があった。
2階キノコの検査と基本的には同様の検査内容である。
材料試験、寸法検査、浸透探傷検査、超音波探傷検査を行った。

今回、材料試験に立ち会うのははじめてである。
写真は引張り試験の様子である。
写真中央の白い機械の間に試験片がセットされ力を徐々に加えていき、
試験片が破壊したところで終了である。
P1080428.gif

引張り試験終了後の試験片。
降伏点、引張り強さ、伸び、絞りすべての項目において合格であった。
引張り試験後1.gif


前回の2階キノコの鋳鋼製品検査では、キノコが横になった状態でしか見る事はできなかった。
今回、鋳鋼部材が実際建てられる状態とは逆ではあるが立った状態のものを見る事ができ、実際建てられる様子をさらにイメージできた検査であった。

M2階鋳鋼3.gifM2階鋳鋼2.gifM2階鋳鋼.gif

また、今回キノコ足元部に取付けられる浮き上がり留めもできてきた。
この浮き上がり留めはキノコの根元にはめ込む形になるため、一度リング状に製作されたものを”のこ”で中央を切断している。

下沓.gif

その切断されたパーツの組み合わせを管理するために管理番号が打たれている。

下沓2.gif
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2008年02月02日

vol.10:鋳鋼製品検査(2階キノコ部材)

1月25日に高崎で鋳鋼(2階キノコ部材)の製品検査があった。
鋳放しの状態から機械加工(削り出し)され、ついに実際の形状を目にする事ができた。
鋳鋼製品検査1.gif

2階のすべてのキノコ部材についてすでに機械により製品検査されており、
そのうちの2個を今回実測する。
はじめに、ノギスやゲージを用いて実測を行う。
この部材は塗装はするものの、
竣工時にこの形状がありのまま見えてくるものであるため高い精度が求められる。

鋳鋼製品検査4.gif鋳鋼製品検査3.gif鋳鋼製品検査2.gif


下の写真は超音波探傷試験の様子である。
鋳鋼内部にも全く欠陥はなく精度の高さが示された。

超音波探傷試験.gif


最後は、浸透探傷試験の様子である。
赤色の浸透液を検査部分に塗り数分待ちふき取る。
その後乾燥式現像液を吹きかけると、傷がある部分には浸透液の赤色が浮きでてくる。
目に見えない傷を探し出すことができる検査方法である。
この検査においても傷というものはなく本当に精度の高さを実感するものであった。

浸透探傷試験.gif浸透探傷試験溶剤.gif

今回機械加工を行った工場では、
精密な部品(車のエンジン部分も作られていた。)
の削り出しといった仕事が多いということで精度はmm単位ではなくμ単位である。

理想の形状に一歩一歩近づいてきている。
posted by sasaki at 14:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 佐々木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月03日

vol.7:木型検査(続)

木型検査までの流れをお伝えします。

■鋳物製作工程1:模型1
・作りたい鋳物の形の模型をまず作ります。
今回の模型は木型を製作しましたが、量産されるものは木型ではなく金属型を用いることもあるようです。

・中に空洞を設けたい場合は、写真のキノコ上部のようにに突起を設けた形状で模型を製作します。

木型検査5.gif

・また、溶かした鉄を流し込むために必要な堰(せき)も設けられています。
(写真のキノコの側面に設けられている突起部分)

■鋳物製作工程1:模型2
・空洞部分用の模型を作ります。
空洞部分と同じ形のものを砂で作ります。(中子と言います)
そのための模型(中子取り)を製作します。↓

木型検査3.gif

■鋳物製作工程2:木型検査
・工程1で製作された木型の形状に誤りがないかの検査を行います。

・その様子が木型検査投稿時の写真一覧となります。

* 鋳物尺は鋳鉄の収縮に対して作られた計測器であるため、おそらく木型の樹種には関係ないかと思います。

■鋳物製作工程3:砂型製作
・工程1で製作された木型が工程2の木型検査で合格となると次は、いよいよ砂型の製作に入ります。

・砂の中に木型(模型1)を埋め、型をとります。

・今回の鋳物は空洞部分があるので中子を作ります。中子取り(模型2)に砂を入れて固めます。
固まった後、中子取りをはずせば中子の完成です。

■鋳物製作工程4:鋳込み
・木型(模型1)で型を取った砂型に完成した中子を設置します。
中子を設置した下型に上型をかぶせます。
湯口から溶かした鉄を流し込み鋳込みの開始です。

鋳込み、その後に関しては鋳込み検査後に写真を交えてお伝えしようと思います。
posted by sasaki at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 佐々木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

vol.4:2階キノコ鋳鋼部木型検査

1.鋳鉄が固まる時に収縮するため、木型が実際の寸法より少し大きめに作られています。
木型検査1.gif

2.その伸びしろ分を含んで計測できるイモノ尺という定規を使用して木型の検査を行います。
木型検査4.gif

3.木型を使って砂型を作るのですが、この木型は松でできています。
 木型が黄色いのは砂がくっつきにくいように薬品が塗ってあるためです。
木型検査3.gif

木型検査2.gif

上図のように、足下や高さ等計測した結果合格ということになりました。
一回り大きいとはいえ、実際のキノコの形を目にしてわくわくしてきました。
早く本物が見たいです。

12月には、鋳込み(鋳鉄を砂型に流し込んでいく工程)見学ができるかもしれないのでそちらも楽しみです。
ただ、鋳込みは夜間電力を使用して行うので夜中の2時〜4時の間で行われるそうなので徹夜で見学になりそうです。

来週には中間階のキノコの木型検査がありますので、そちらも終わり次第皆さんにお知らせします。

posted by sasaki at 23:41| Comment(5) | TrackBack(0) | 佐々木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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