(仮称)ナミックス・テクノコア

ナミックス+山本理顕設計工場

(仮称)ナミックス・テクノコア

2008年02月11日

vol.14:研究レポート(Fキノコ編)

ナミックスの現場には研究室がある。
それは、モックアップ小屋と呼ばれる現場の片隅に建てられた小屋です。
「如何にして特殊であるキノコ空間を造り上げるか!」が主な研究テーマである。
研究室の長は大成佐藤氏。彼は現場の所長である傍ら、日夜研究に勤しんでいる。

本日の研究課題は、『Fタイプキノコの作り方』。
このキノコは鋳鋼キノコとは異なり、300φの鋼管に取り付くキノコである。
キノコ半径は1300φで他のキノコに比べて非常に小さい。よって、Fキノコの仕上げ方は2つの大きな課題に直面している。
1、曲率がキツいためにFGボードで仕上げるのは難しい。FGボードが乾燥するのと同時に外に開こうとするために、ボードの端部が撥ねてしまい、きれいなキノコラインが作れない。
2、鋼管と取り付くキノコの仕上げが仕上げ厚0mmとなる。

この研究課題に出した答えが、左官とFGボードの併用である。曲率がキツいキノコ根元は左官で仕上げ、キノコ上部をFGボードで仕上げるというもの。そして仕上げ厚0mmとなるキノコの根元はネオモルという樹脂モルタルを使用する事になった。

FGボードは前回の研究で試した通りに、きれいに貼れている。慣れたものです。
そして、キノコの根元は左官で仕上げます。左官職人さんがいとも簡単にモルタルを盛っていく。普段は平坦な壁面を行っているという事だが、さすが職人さん。経験の賜物なのか、さすがです。

下塗りは藁スサを混ぜたモルタル。2週間乾燥させた後、中塗りはモルタルのみで形を整える。1週間乾燥させ、サンダーで処理後、ネオモルの登場である。
ネオモルは非常に追従性の高いモルタルである。硬化しているにも関わらず、ゴムのようにしなる。これにより、下地が鋼管、モルタル、ボードと異なっていてもネオモルが追従する事で割れを防げるのではないか、という狙いがある。

現場が始まった当初から頭を抱えていたFキノコの仕上げ方も完成に近づきつつある。

現場の喧噪の傍らで、今日もひっそりと研究が続いている。

1.Fキノコ下地は鋼管にキノコラインにカットされたプレートを溶接し、さらに丸パイプを巻く事で強度を出している。
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2.藁スサを混ぜたモルタルを盛る。キノコラインにカットしたボードで形状を確かめていく。
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3.ネオモル施工後。3層に分かれている。上からFGボード、石膏、ネオモルである。
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posted by ozawa at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 小澤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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